早稲田大学マンドリン楽部がこの夏のサマーコンサートで演奏するメイン曲「フィンレンツェの思い出」の第4楽章の編曲が終わりました。第1楽章も大変でしたが、第4楽章も大変でした。
もともと弦楽6重奏の曲。弦楽オーケストラで演奏されることも多い作品。それだけならマンドリン合奏で演奏するというのも容易に想像がつきそうですが、難易度はかなり高めの上、ヴィオラ2パートとチェロ2パートはかなり高い音域も使われる。マンドリンアンサンブルではチェロが少ないので、チェロ2はコントラバスに当てると音域や運指が難しい。そして今回の最大の難しさは、「管楽器を入れる」でした。
当然ながら、他に参考にする演奏がありません。頭の中で想像するしかないのです。(コンピュータの再生音は大いに役に立ちましたが。)
そんなわけで、試行錯誤しながら作りました。
管楽器を入れたことがより効果的になっていれば良いのですが。
これから練習を重ねて仕上がっていくのが楽しみであり、またちょっと不安でもあります。でも、先日第1、2楽章の練習を聞いて、きっと良いものになるだろうと期待が持てました。
昨日学生に送りました。いやぁ疲れました……。でもこれからまだまだ編曲、楽譜作成の仕事は続きます。何はともあれ大物が終わってホッとしました。